前回の記事でキラーストレスのことについて述べましたが、今回もその続きです。
キラーストレスについて、もう一度おさらいしておきます。
私自身なりにさらに噛み砕いて述べてみたいと思います。
NHKの「キラーストレス」という番組からの情報もたくさん含んでいます。
そして、自分流に4つの対策にまとめてみました。
キラーストレスとは
日々、感じているストレスが場合によっては死に直結するということです。
少々のストレスで直ぐ解消されるものは良いのですが、貯め込んでしまうタイプのストレスがそれに当たります。
学校や会社に出勤する時に毎日感じる胃が痛くなるような「行きたくないなぁ」と思うストレスもそれに当たるでしょう。
同僚や先輩、上司に日々詰られているようなものもそれです。
介護なども日々強烈なストレスに浸っていることでしょう。
その他、世の中に対する不安、受験に対する不安、将来に対する不安もあります。
それらは鬱病の原因にもなり、そういうものはすべてキラーストレスというものです。
そして、キラーストレスは自分自身の血管中の血流を悪くします。
それは大昔の原始人の頃やさらにその昔の猿だった頃からの名残だそうです。
要するに、天敵に襲われそうなストレスを感じると、血管を収縮し、血液が固まりやすいようになって、万が一、身体に傷がついたら、すぐそれを修復しやすいように体制を整えるという、本能だそうです。
現代の平和な世界の人間では、傷が付くことが少なくなったので、ストレスだけを感じるようになった社会になってしまいました。
そうすると、強いストレスを感じると、血液が固まりやすくなってしまい、それが常時感じられるようになると、血栓が起きやすくなり、心臓病や脳梗塞などの死に直結する突然死などの要因になるというのです。
なるほど・・・、今の世の中、ストレスがあるのが当たり前で、それと上手く付き合うしかないと思って軽く見ていましたが、これは深刻な問題です。でも、現代でこのストレスを避けて通ることはできません。特に私はストレスを貯め込むタイプなので、真剣に解消法を考えてそれを実行せねばなりません。
キラーストレスをできるだけ自分の力で減らす力を身に付けなければ、この現代社会で生き残っていけません。しかも、更年期障害の私にとってはなおさら切羽詰まった問題なのです。
これって不思議ですが、大昔でいう弱肉強食の世界がそのままストレスに対する弱肉強食の世界に変わったような感じですね。
そこで、その対策を自分流にまとめてみました。
これは、NHKの「キラーストレス」という番組と、ためしてガッテンなどの番組などの情報も含まれております。
1.できるだけ毎日汗ばむ程度まで運動する
汗ばむ程度まで運動するっていうところがミソです。
歩くだけなら、早歩きで30分以上は必要みたいです。
なかなか30分以上続けて歩くっていうのは、サラリーマンでは難しいですね。
でも、キラーストレスっていうキーワードが明確になって、それが自分の死へのカウントダウンになるということが分かった以上、意識的に実行に移さねばなりません。
そう、「意識的に」です!!!
また、その運動に集中することによってストレスを一時的にでも解放してくれます。
そして、気分がスッキリするのです。
そして、これの最も重要な効果が、ストレスなどによる血液の固まりやすくなる性質を抑える効果があるということです。つまり、血流が良くなるということです。
これを行うことによって、毎日ストレスを感じていても血流が良くなるので、死へのカウントダウンを遅らせることができます。
そして、気分がスッキリするということは、ストレスを和らげる効果があるので、当然、毎日続ければ続けるほど良いということになるでしょう。
これは、面倒クサイと思いますが、自分の体調が家族の為になるのならばやらざるを得ませんね。
2.毎日座禅する
ストレスを感じるような嫌な事は常に頭の中に繰り返し浮かんできます。
仕事で失敗したこと、子どもの頃学校でムカついたこと、明日やらなければいけない事・・・などなど・・・。
この頭の中に頻繁に浮かんで来るこの 「嫌な」 イメージに自分自身の心がいつも囚われてしまうので、堂々巡りに考えてしまって、それが日々のストレスになっていくっていうことです。
このイメージをいつまでも考えても何もプラスになりません。
以前、脳科学者の茂木健一郎さんがNHKの番組で、「後悔」するということは良いこととおっしゃっていました。
それは、自分の失敗したことを今後悔して反省することによって、次失敗しないように自分を変えていくことになる。つまり学習することによって人間は進化していくということだそうです。
それは、ごもっとも!!
要するに、失敗したことを次に生かすためにプラス思考で反省することは良いことです。
次成功すればストレスは解消されますからね。
ただ、私のようなストレスを貯め込む人間の場合はそうではない場合が多々あります。
日々のほんのちょっとしたことでも堂々巡りに考えてしまったり、失敗したことを反省するにしてもそれを永遠と考えてしまったりするのです。
要するにそれを反省したら、すぐに気持ちを切り替えられないのです。
「よし、次回の対策は練りに練った! じゃぁグッスリ眠るぞ!」
という風にはならないのです。自分でもこれは面倒くさい性格だと思ってます。
と、いうことで、そういう堂々巡りストレスがキラーストレスなわけです。
これを自分自身の心の意志で断ち切れるようになる訓練が座禅ということになるようです。
それがアメリカで科学的に実証されていて、キラーストレスの有効な対策として推奨されていて、マインドフルネス・ストレス低減法という手法だそうです。(NHKの「キラーストレス」から)
座禅と言っても宗教的な要素を一切排除した瞑想のようなものです。
簡単な方法は以下の通りです。
- 背筋を伸ばして椅子に座る
- 身体の中心線を感じながら、全身の力をゆっくり抜いていく
- 一番落ち着く中心位置を感じたらそこで止まって自分の呼吸を感じる。ここで注意しなければならないのは、呼吸を意識でコントロールしてしまうのではなく、自分の呼吸を観察することに集中すること。結構これを意識すると過呼吸になってしまう感じがありますが、自分の意識で呼吸を操作しないことです。とにかく呼吸を観察です。
- これを毎日寝る前に10分程度行う。
これってなかなか集中できないんですよね。
目をつむってしまうといろんな嫌な事が頭に浮かんでしまうんです。
そのイメージに囚われてしまうと呼吸を観察することを忘れてしまうんです。
おそらく、私が出した答えは、嫌なイメージに囚われた事にできるだけ早く気づいて、呼吸の観察に自分の意識を戻すことが大事ということなんでしょう。それが堂々巡りストレスから自分の意識を断ち切る日々のトレーニングなんだと思います。
因みに、私はこれをやっていると、寝る前は特にすぐに眠気が襲ってしまいます。
その場合は、目を半開きにすると意外と良いことが分かってきました。
会社の同僚でも、楽観的な人がいますよね。そういう人は羨ましいといつも思っていました。
でも、そういう人はこういうキラーストレスから自分の意識を断ち切ることが上手いんだと思います。
自分もこれをトレーニングすることによって上達できるのなら、更年期の今からでも遅くないと思いました。私のような性格の皆さんも是非トライしてみましょう!!
3.キラーストレスを解消する行動を増やす
3つ目はストレスが解消されて気分が良くなると思ったものを意識的に探すということです。
これも「意識的に」というところが大事です。それを探し当てたなら、ストレスを感じたらできるだけそれをすぐに実行することです。ただ何となくではダメです。そして、それをできるだけ種類を増やすということのようです。これはコーピングという手法だそうです。
どういうことかというと、ストレスにはいろんなタイプのストレスがあります。
音楽を聴いて和らぐストレスもあればそれで効果が無いストレスもあります。
運動や趣味に没頭すれば和らぐストレスもあれば、それが全く逆効果なストレスもあります。
それらを自分で「意識的」に発見していって、種類を分析していって、その時に感じたストレスの最も効果的な解消法を自分自身で「意識的に」セレクトして実践するということだそうです。
これは宇宙飛行士も実践していることだそうです。宇宙飛行士はいろんなストレスに苛まれますので、自分で意識的にセレクトしてストレス軽減対策をしているそうです。
何度も「意識的」という言葉を出していますが、これが重要なんです。
私は元来怠け者なので、たいていこれをサボってしまいます。
だからいつまでたっても解消できるストレス対策は2~3個ぐらいに留まっているんです。
しかも、ストレスを感じても頭の中で勝手に悩んでいて、ボケーっとテレビを見たりインターネットをしているだけで、何にも解消になっていません。やっぱり怠け者って罪ですね。
今までこれではいけない、いけないと思いつつも、何も行動に移していませんでした。
これからは怠け心を意識的に抑え込み、意識的に行動に移すということがこの弱肉強食の世の中で生き残っていく最終兵器なんだと思います。
でも、このブログを書いていると、寝る直前までパソコンに向かいっ放しでこれを意識的に行動することを怠けてしまいます。
これからは時間を決めてやらなければならないんだろうなぁと思っていますが、正直まだ私は出来ていません・・・。
4.できるだけ毎日ストレッチをする
これは2012年1月25日放送のNHKの「ためしてガッテン、30秒で肌が!血管が!冬の若返りストレッチ」からの情報ですが、身体が柔軟だと筋肉や血管のコラーゲンが改善されて血管が若返るそうです。
ストレッチをすることによって、筋肉の組織が破壊されるそうです。でも、それの修復機能が働くことによって細胞が新しくなり、筋肉の組織も若返り、さらに血管も若返るそうです。それにより、動脈硬化の予防になるそうです。
身体の柔らかさを測る指標として、前屈で手の指が足のつま先に届くかどうかだそうです。届けば概ねOKだそうです。
ただ、もっと柔らかいに越したことがないので、手がベターっと床に付くくらいにはなりたいですね。
実は、私は本当は足の180度開脚ができるようになりたいんです。今はまだ恥ずかしながら100度くらいしか開きません。これはかなり厳しいです。
以前、毎日やってみたことがありますが、結構シンドイんですよね。真剣にやろうとすると30分から1時間くらい時間を取られてしまいます。サラリーマンにとってはその時間が結構厳しい。意外と体力も使います。痛気持ちイイ程度でいいそうなんですが、それだと180度開脚は何年経ってもできそうもありませんでした。また、夜パソコン作業をやっているとその時間を取るのがもったいなくてサボってしまうことがしばしば・・・。
結局3か月程度しか続きませんでした。
でも、キラーストレスという存在を知ってからは、「意識的」にやらなければならないと実感しています。
というのは、ストレッチを行うことによって自分の体が柔らかくなったというモチベーションアップになるのが大きいです。
40代、50代の年齢になっても体が柔らかいというのは自分自身の理想でもありますし、何しろ同僚に自慢できます。それがストレス解消になるわけです。しかも、動脈硬化予防対策になるとなれば一石二鳥です。
ある情報によれば、足の180度開脚は毎日続けなければいけないそうです。それも1年くらいかかるそうです。結構頑張らなければなりませんね。
ただ、このストレッチをやることのとても重要な注意点があります。
ストレッチをすることによって筋肉が伸びきった状態になり、一時的に筋力が低下してしまうということです。
つまり、ストレッチをやった後すぐに激しい運動をしてしまうと捻挫や肉離れの原因になったりするそうです。筋トレもNGです。
これはNHKの2015/02/18放送の「ためしてガッテン」からの情報です。
運動前のストレッチは伸ばさないストレッチ、つまり関節を動かすだけのストレッチが良いそうですのでご注意ください。
昔は運動前の伸ばすストレッチはみんなやっていましたね。
実はそれはケガの元ですので気を付けましょう。
以上が私がこれからやるべきキラーストレス対策法です。
というか、ほとんどNHKからの情報をまとめただけですが・・・。
でも、これを「意識的」にサボらずやるということが重要なのです。
家族を守るためにも、親の介護の為にも、それよりも自分自身のためにも実行せねばなりません。
これからガンバルぞ!!!
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